派遣看護師は育児休暇ってとれるの?
派遣看護師として働き始めてきっかけとして、「結婚を機に日勤に切り替えるために選んだ働き方」と言う方も多いはずです。
そういう方が最も気になる点と言えば「育児休暇が取れるか」という点です。
そもそも派遣として働くのは子供が出来るまで、出産するまでと考えているケースがほとんどで、派遣先に育児休業制度があるかどうか気にしていない方も多くいる様(図1)なので、契約期間満了を待って退職とするのが一般的になっているようです。
引用:厚生労働省HP「有期契約労働者の育児休業取得推進に向けて 」より
しかしながら勤務期間や労働条件によっては派遣看護師の育児休暇が取得できる可能性もあります。
まず「12か月以上継続して同じ勤務先で働いているか」という点です。
これは、いかなる雇用形態で働いたとしても構いません。
派遣のみならずパート・アルバイトでも適応します。
引用:-厚生労働省HP「育児休業や介護休業をすることができる有期契約労働者について」より
派遣の場合契約更新は3か月ごとが一般的ですが、この更新を繰り返して同じ事業主に12か月以上雇用されているならば条件をクリアしたことになります。
次に「誕生する子供が一歳の誕生日を迎えた以降も継続雇用される見込み」です。
期限付きで働いている場合は、この条件を満たすことは難しいと言えます。
しかし、自動的に契約更新がされるあるいは、契約満了通知を受けていないなどの場合は契約更新の見込みがあります。
更に「この2歳の誕生日前々日までに契約更新が終了あるいは満了にならないことが明確な場合」です。
つまり、契約更新の回数が限定されている場合や3年契約といった年契約をしている場合は、この条件に当てはまりません。
以上の条件を鑑みると、休暇を取る可能性としてはあまり高いとは言えないのが実情のようです。
看護師派遣の基本は、短期契約であることが前提となっています。
一定の期間を経た派遣業務の場合は、契約社員として病院側が雇い主になることになっています。
そのため、育児休暇を希望している段階で、派遣看護師から契約看護師として契約が移行される可能性が高い場合には、育児休暇取得の可能性が高くなります。
一か所の派遣先で長く勤務する可能性が出てきたら、まずは派遣元に育児休暇の制度について詳しく説明をしてもらうことが賢明です