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潜在看護師のみなさま復職してみませんか | 国も転職サイトも復帰を後押し

一時は看護師として働いていたものの、その後様々な理由によって今は看護師として働いていない、潜在看護師。

潜在看護師の活躍が期待されています

その数は、平成24年の時点で、全国で約71万人にも上ります。

看護師として実際に働いている人の数が、全国で約154万人ですから、実にその数の半分近くの潜在看護師がいるわけです。

絶対的な看護師不足が叫ばれている昨今、この潜在看護師になんとか職場復帰してもらえないだろうかと、国も現場の病院もいろいろと対策を考えているところです。

「看護師等の人材確保の促進に関する法律」の改正により、看護師等の免許をお持ちの方がそれらの仕事に就いていない場合や離職した際は都道府県ナースセンターへの届出が必要になりました。

国は2015年10月に、改正看護師等の人材確保の促進に関する法律(以下、看護師等人材確保促進法)を施行しました。

これは、看護師等の復職支援をより一層強化し、来る2025年までに看護師等を確保するのが目的です。

看護師等免許保持者の届出制度を創設 スマホで簡単に登録可能

より手軽に届け出ることができるよう、看護師等の届出サイト「とどけるん」により、パソコンやスマートフォン経由で簡単に登録できるようになりました(出典:厚生省)

来る2025年問題に備えて、看護師不足解消のために、潜在看護師数をより正確に把握していくようです。

ですが看護師からしてみれば、辞めざるを得ない理由があって一度辞めているわけですから、その問題が解決されていない限りは、復職は難しいというものでしょう。

看護師悩み

看護師を辞める理由

看護師を辞めた理由は様々です。

多いのは結婚や出産を機に続けていくのが難しくなったケースですが、人手不足や夜勤などが理由で、体力的にきつくなり辞めた、という方も多いかと思います。

その上、離職しているこの数年間の間にも医学は止まることなく進歩しており、看護師として働く際に必要な知識や手技も変わり続けています。

そのことから、ブランクを挟んでもう一度看護師として働くことを考えると、つい不安で二の足を踏んでしまうという方も多いことでしょう。

とはいえこの看護師不足の中、やはり潜在看護師は、貴重な存在です。

問題がクリアされて復職できれば、社会にとって確かに貢献できますし、役に立っているというやりがいを感じることもできます。

出産・子育てが理由で離職した方の場合、子どもがある程度大きくなって手がかからなくなってくると、当時辞めざるを得なかった問題はクリアされているかもしれません。

潜在看護師の不安 ブランク期間の不安

ブランクに関しての不安はどうでしょうか。

この点は、各都道府県の看護協会が研修という形で支援しています。

インターネットでの学習と、病院での臨床実習がセットになっているプログラムを作っている都道府県もあります。

新型コロナの影響で、潜在看護師が復職した、というニュースもあります。

何かがきっかけとなり、復職されるのは、日本の医療にとってもいいことだと思います。

体力面の不安に関しては、保育園看護師やデイサービスでの仕事などは、体力的に負担が軽いと言われます。

看護師の転職サイトを利用してみる

インターネットの看護師転職サイトに登録して、希望の条件を伝えて探してもらうのもいいかもしれません。

転職サイトに登録して、転職コンサルタントに相談してみるところから、復職を検討するのも、良い方法かもしれません。

潜在看護師が現場復帰するためには、以下のような方法があります。

知識とスキルの更新

医療技術や知識は日々進歩しているため、まずは最新の情報をキャッチアップすることが重要です。

– インターネットや専門書を活用して医学知識を再学習する

– 医療知識を学べるアプリやオンライン講義を利用する

復職支援制度の活用

各都道府県のナースセンターでは、潜在看護師向けの復職支援制度を実施しています。

– 復職支援研修に参加し、採血・注射などの手技や電子カルテの操作を復習する

– 座学と実技を組み合わせた研修で、知識とスキルを総合的に磨く

– 無料で受講できる研修もあるので、積極的に活用する

段階的な復職

いきなりフルタイムで働くのではなく、徐々に仕事に慣れていく方法もあります。

– 単発やパート勤務から始める

– ツアーナースやイベントナースなど、短期の仕事から経験を積む

– 日勤のみの勤務から始め、徐々に勤務形態を広げていく

職場環境の選択

自分のライフスタイルに合った職場を選ぶことも重要です。

– クリニックなど、日勤のみの職場を探す

– 保育所が併設されている病院を選ぶ

– 希望の勤務形態や条件を面接時に伝える

家族のサポート

仕事と家庭の両立には、家族の理解と協力が不可欠です。

– 復職について家族としっかり話し合う

– 勤務形態や時間、場所などを家族と相談しながら決める

情報収集

復職に向けて、様々な情報を集めることも大切です。

– 気になる求人の職場環境や教育制度について調べる

– 現役看護師や復職経験者の声を聞く

これらの方法を組み合わせることで、潜在看護師の方々はより安心して現場復帰することができるでしょう。

復職への不安は多くの人が感じることですが、一歩ずつ準備を進めることで、自信を持って看護の現場に戻ることができます。

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