ピースボートで働く看護師のメリットとデメリットは?募集しているの?採用される4つのポイントを徹底解説!
看護師は、病院・診療所や社会福祉施設などで、医師の診断に基づいて診療・治療のアシストを行って、病気やケガなどをした患者さんの不自由な生活を看護する仕事をしています。
通常は国内で働く方が多いと思いますが、海外でしかもピースボートという選択肢で看護師として働く方も増えてきました。
看護師としてピースボートで働く方法はさまざまありますが、「そもそもピースボートってなに?」「船内の看護師としてピースボートい乗るためにはどうするの?」「ピースボートの看護師の求人はどうやって見つけるの?」といった疑問をお持ちの方に、この記事では解決方法を解説していきます。
ピースボートとは?
ピースボートは、国際交流を目的として世界一周の船旅や船旅をコーディネートするNGO団体のことです。
春に北極航路 ヨーロッパ&中米コース、夏に北中米&ヨーロッパコース、冬に南太平洋・南米・アフリカコースと3つのコースを約100日間をかけて、日本発着の世界一周客船で最大クルーズ客船での旅をします。
クルーズ客船は「動くホテル」とも言われるように、多種多様な施設を併設していて、大型シアターやラウンジ、4層吹き抜けのアトリウムなど豪華な船内空間で旅をします。
ピースボートに参加する際、年齢や性別、国籍や資格など一切問わず、下は0歳から上は90歳以上のお年寄りまでさまざまな方たちが参加しています。
世界一周という長期間の船旅のため、船内にいる参加者や船員などの健康管理を担当する役割で医師や看護師が必要となってきますので、さまざまな形で参加することができます。
ピースボートの看護師になるためには?
ピースボートの看護師として働くには「看護師として NGOピースボートに就職する」「ボランティアスタッフの看護師として働く」「看護師として旅行会社に就職してピースボートに参加する」などの方法が考えられます。
また、ボランティアスタッフの看護師として働いた場合、看護師割引で乗船することが可能です。
ピースボートの看護師として採用される4つのポイント
ピースボートの看護師として採用されるための必要な条件として、大きく4つのポイントを押さえておけば良いでしょう。
1. 語学力
ピースボートに参加される方は各国さまざまな方が参加されるため、また世界一周をするため各国現地の医療スタッフとの会話が必要になってくるので、日常的に会話ができる程度の語学力は必要となります。
診療・治療のアシストや看護の際は必ずコミュニケーションを取るため必須となります。
2. 長期の船上生活が可能
世界一周の船旅のみを楽しむお客様とは違い、船上の参加者の健康管理を担当する役割が求められるため、自己管理が大切になります。そのため、船酔いせず長期間の船旅ができる健康な身体と体力が必要となります。
3. 働きたいという強い意志
安易に船上での看護師になりたいというだけではなく、ピースボートのスタッフとして安心・安全な船旅にするんだという強い気持ちが必要となります。
そのため、船旅を一度でも参加経験している看護師の方が良いのではないでしょうか。
4. 目的がお金ではない
NGOとは、政府組織や国際機関などとは違い、民間の立場で利益を目的せず問題に取り組む団体のため、ここで収益を得ようとする目的や意志では勤まらない可能性があります。ピースボートの基本理念に共感した上で、看護師としての職務を全うしなければなりません。
ピースボートの看護師としてのメリット・デメリット
ここでは、ピースボートの看護師として働いた場合のメリットとデメリットをご紹介します。求人に応募する際の参考にしてください。
ピースボートで働く看護師のメリット
ピースボートの看護師として働くメリットはどういったものがあるのか、4つのメリットをご紹介します。
1. 国境や世代を超えた出会い
北欧&アラスカコースや地中海・中南米・南太平洋コース、アフリカ・南米・オセアニアコースを約100日間という長期で日本発着の世界一周客船の旅路と、さまざまな国に行くことで現地の方たちとコミュニケーションを取ることができるため、国境を越えた出会いや、約100日間を同じ船上で過ごす参加者たちとは一生の友達としてつながりができます。また、さまざまな世代の参加者がいるため世代を超えた出会いにもなるでしょう。
診療・治療のアシストや看護の際は必ずコミュニケーションを取るため必須となります。
2. かけがえのない経験が得られる
大海原を進みながら、地球の大きさや自然の素晴らしさを長期間体感できる船旅は参加者の人生を豊かに彩り、かけがえのない経験を得ることができます。また、寄港地では船を降りて各国の絶景を眺めながら散策したり、美食や美術館を巡ったり、オーロラ鑑賞などで刺激と感動に満ちた日々を送れます。
3. 乗船料の割引や免除
ピースボート看護師のボランティアスタッフとして乗船した際、20,000円の乗船料が割引され、年齢が29歳までの場合ほかのボランティア割引と併合して全額免除になったり、年齢が30歳以上だったとしても乗船料は半額免除されます。
4. 世界一周ならではの知識が得られる
世界一周という長期間の船旅で各国へ行くため、海外の感染症などの病気やその診療・治療に対する知識が得られ身につくという看護師としてのメリットがあります。
ピースボートで働く看護師のデメリット
ピースボートの看護師として働くデメリットはどういったものがあるのか、5つのデメリットをご紹介します。
1. 船上での不便な生活
地上とは違い、一度乗船すると降りるわけにはいきません。船の中での生活に不便を感じたりすると変えることはできないため、船旅を長期間楽しめることができないと厳しいです。
2. 仕事を長期休暇や退職する必要性
世界一周という長期間の船旅のため働いている職場を退職か長期休暇を取得する必要があります。
ピースボート看護師のボランティアスタッフの方は、長期休暇を取れず退職してから乗船する方も多いため、よく考える必要があります。
3. 退職した場合就職活動が必要
乗船するために退職された方は、下船後に就職活動をする必要があります。就職活動中の収入など生活が安定しない可能性もあります。
また、税金などの納税が必要のため、貯金など一定の金額が必要となります。
4. 求人募集が少ない
いつでもピースボートの看護師求人があるわけではないため、ご自身で情報収集する必要があります。
まとめ
今回は、ピースボートの看護師のメリット・デメリットや採用される4つのポイントなどについてご紹介しました。
世界一周しながら看護師の仕事をしたい方は、今回ご紹介したメリット・デメリットを考えながら、採用されるポイントを踏まえて、ピースボートの看護師として働くことをおすすめします!